約 31,200 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/862.html
499 :グアンタナモの人:2012/02/27(月) 14 09 09 ※憂鬱召喚 序章 大きな爆発音が、白い石造りの神殿の中に響き渡る。 その爆発の衝撃で天井から、ぱらぱらと石の欠片が落ちてきた。 「流石は蛮人のものだな。貧相な上に造りが甘くてたまらん」 落ちてきた石の欠片を見ながら、軍装に身を包んだ恰幅の良い金髪碧眼の男は悪態を吐く。 研き抜かれた大理石の床。 壁面に施された緻密な彫刻。 石材同士の繋ぎ目も精密。 派手ではないし、規模も小さい。だがそれでも、とても男のように〝貧相〟で〝造りが甘い〟とは言えない荘厳な神殿であった。 もっとも男の思い浮かべる神殿――教皇都の豪奢な大神殿――に比べれば、確かに〝貧相〟で〝造りが甘い〟のかもしれないが。 「閣下。こちらでしたか」 そこへ、一人の兵士が駆け寄ってくる。 鎧を発展させた親衛師団の黒い戦闘服。背負っているのは、彼らの新鋭装備である自動小銃だ。 自動小銃は男の言うところの蛮人が数年前に開発を成功させているとのことだが、こちらのものに比べれば弾詰まりが酷く、耐久性も皆無と聞いている。 栄えある教皇国の技術が生み出した、こちらの自動小銃と比べるのはおこがましいだろう。 「奥の閉ざされていた部屋ですが、解除と爆破が完了致しました。これで中に入れます」 「蛮人共の結界に何を手間取っているかと思えば……解った。すぐに行く」 兵士の報告を聞くが早いか、閣下と呼ばれた男は兵士を付き従えて足早に神殿の奥へと向かう。 男達がこの場所を制圧した目的が、そこにあるからだ。 神殿の奥へ向かうに連れて、人の姿が増えていく。 神殿の調度品を運び出しては、廊下に次々と積み上げている彼らは、男の指揮する親衛師団の兵士達だ。 これも男の言うところの蛮人の代物なのだが、金は金であるし、銀は銀。そして宝石は宝石に変わりない。 蛮人にはできない〝有益〟な使い方をするのも、彼ら人間の務めなのだ。 「こちらです」 廊下に積まれた調度品を横目見ていた男は、兵士に呼ばれて前を向き直る。 兵士が示す先には、爆薬で破壊された大きな石扉と、その前に立つ数人の人間の姿があった。 「閣下、お待たせ致しました」 「キュンメルか。待ちくたびれるところだったぞ」 「手間取ってしまい申し訳ございません、閣下。特に異常は見られませんので、どうぞお入りください」 一般兵士の戦闘服とは異なる軍装を着た眼鏡の男――肩の階級章は大佐を示している――が申し訳なさそうに言葉を返す。 「まあ、良い。下手に〝あれ〟を壊されてしまうよりはマシだからな……というよりも〝あれ〟は確認できたのか?」 「そちらについては間違いありません。魔術技官が確認致しましたので」 「なら大丈夫だな。〝あれ〟が手に入れば、我が国はさらなる高みに行けるぞ」 男は満足そうに言い、破壊された石扉へと近寄っていく。 石扉の両脇を守っている兵士達が、素早く整った敬礼を行なう。 左手を胸に当て、右手を斜め前に突き出すという、最も礼を尽くす形式の敬礼だ。 そんな兵士達を見て鷹揚に頷き、男は石扉を潜った。 500 :グアンタナモの人:2012/02/27(月) 14 09 59 最初は小さな異変だった。 二〇世紀の終わりまで数年と差し迫った頃、ノルウェー領スヴァールバル諸島の上空で美しいオーロラが確認された。 オーロラを観測するには若干条件が悪いスヴァールバル諸島だが、だからといってまったく見えないという訳でもない。 珍しいこともあるものだ、と思いながら多くの住人はその美しいオーロラを楽しんだ。 しかし一週間、二週間と日が経つに連れて、オーロラを楽しんでいた住人は徐々に困惑の表情を浮かべ始める。 その美しいオーロラが〝消えなかった〟のだ。 どれだけ月日が経とうと、オーロラはその美しい姿をスヴァールバル諸島上空に現し続けたのである。 珍しいの一言で済ませられる時期は、とうの昔に過ぎ去っていた。 さらに連日連夜、オーロラを眺めざるを得なかった彼らは、もう一つあることに気がつく。 オーロラが日が経つに連れて、どんどん大きく――いや、どんどん長くなっていったのだ。 まるでスヴァールバル諸島を包むかのように。 この頃になるとノルウェー本国のみならず、フィンランド共和国やスウェーデン王国。 さらには大日本帝国といった国々から、この奇妙なオーロラを調査すべく、研究者や専門家達がスヴァールバル諸島に集まり始めていた。 だが、そうして集まった彼らは一様に驚愕の表情を浮かべる。 何故ならば調査の結果、あれが〝オーロラではない〟と判明したからだ。 では、あれは一体何なのか。 そうした根本的な疑問に彼らがぶつかった頃、遠く離れた南の海でもう一つの異変が起きる。 「東サモアでオーロラ?」 「ええ、そうです」 大日本帝国東京都某所。 そこにある老舗料亭の一室で、とある一団が南の海で起こった異変に関する会合を開いていた。 「……サモアって、オーロラ見れましたっけ?」 「見れる訳ないでしょう。だから問題なんです」 男の惚けた一言を、丸眼鏡を掛けた男がぴしゃりと切り捨てた。 そんな彼らの様子を見て、他の面々が笑みを浮かべる。 誰も彼も容貌こそ変わっていたが、この雰囲気そのものはなんら変わっていなかった。 「まさか〝衝号〟の気候変動が今になって響いてきた、と?」 決まりの悪そうな表情を一瞬浮かべた男だったが、すぐに仕切りなおすように言う。 出てきたのは、半世紀前の一握りならいざ知らず、今の世を生きる日本人なら誰も知るはずのない単語であった。 「生憎、そういう訳でもないんです。まずはこれを」 その単語に関する驚きや疑問の声を特に上げず、丸眼鏡を掛けた男が傍らに置いていた封筒の封を切る。 中から出てきたのは、数枚の超高解像度写真。 地球上から撮ったらしいものから、宇宙空間から撮ったらしいものまで、様々な方向から撮られた美しいオーロラのようなものが映っていた。 撮影された場所は日本領東サモア。大日本帝国の治世が及ぶ中では最南端に位置する島々だ 「綺麗ですけど、ちょっと気味が悪いですね……あれ、こっちの写真はサモアとは違うみたいですが?」 「そちらはノルウェー領スヴァールバル諸島で観測されたオーロラです。サモアのものと見比べてみてください」 男達は畳の上に並べられた写真を一斉に覗き込む。 そして似てる、だとか完全に一致、だとかと口々に呟いた。 確かに彼らの言うとおり、スヴァールバル諸島と東サモアのオーロラのようなものは形こそ違ったが、色彩や質感は驚くほど似通っていた。 「それで……これはつまりなんなんですか?」 「まだ確定ではありませんが」 〝昔〟からずっと変わらず飄々としていた丸眼鏡の男は珍しく顔を歪めて、一言。 「航宙軍の調査によると、形成段階のワームホールの一種、という見方が強まっています」 「……は?」 かくして、世界は回り始めた。 あれから半世紀。強くてニューゲームならぬ、強くてコンティニューを強いられた者達は再び暗躍(笑)を余儀なくされる。 (続け)
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2179.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 1042 超餡子脳 ~序章にして終章~/コメントログ」 ちょww鬼意惨wこれ詐欺じゃねぇーかよw酒飲んでたから思わず大声で笑ったw -- 2010-05-02 02 23 24 これは、まじきち(笑) -- 2010-06-13 14 38 28 えー・・・。 -- 2010-07-08 03 18 36 なにこれー -- 2010-07-08 21 54 03 なんかやられたーってかんじ・・・ -- 2010-07-10 12 12 44 咳をしても 一人 という詩と似ているような気がする。 -- 2010-08-09 18 51 37 こりゃひでえや -- 2011-07-20 23 36 41 手の込んだ手抜き -- 2011-08-09 18 27 09 読み損。虐めwikiにも似たのがあった。 -- 2011-08-25 16 13 22 ↓↓↓↓ いやいや詩で言うならばここは草野心平の「冬眠」だろ -- 2011-09-14 15 07 58 超クソ -- 2011-10-22 00 13 27 は?これだけ?まじかよこいつ…天才だろ… -- 2011-10-22 00 37 05 「手の込んだ手抜き」そwwwwwのwwwwwとwwwwwwwwwおwwwwwwwwwwwwwwwwりwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww -- 2011-11-10 00 57 10 手抜き職人wwwwwwwwwwww -- 2012-05-08 21 45 32 究極の手抜きや… -- 2012-06-28 18 09 18 鬼才現る!!! -- 2012-08-28 21 45 12 あばばばばばばばばばば -- 2012-09-02 20 22 12 これはある意味良SSだわwwww -- 2014-07-07 02 53 08
https://w.atwiki.jp/mistchronicle_lobi/pages/345.html
出発点始まりの一歩目 始まりの二歩目 始まりの三歩目 始まりの四歩目 始まりの五歩目 始まりの六歩目 まりの七歩目 始まりの八歩目 始まりの九歩目 出発点 始まりの一歩目 何者かが息を切らして必死で走っているどうやら追われている様子ーー アリン ヤバい、苦しい…もう走れない…ああ、今日は厄日だ… カオウ 厄はお前だ!邪悪なヴァンパイアめ!観念しろ! アリン (こうなったら…)……ふん、愚かな人間共め!この高貴なるヴァンパイアを相手にいい度胸だ!どうやら死にたいようだな?… カオウ うっ…ビ、ビビらそうったってそうはいかないぞ…やってやるさ!ガウン、行け! ガウン ええっ!お、おれッスか!? アリン あの世で後悔するがいい!貴様らをまとめて、奈落の底まで送ってやろう! ナラン ひぇっ!こ、怖い! 弓を構えていた見習い衛兵ナランは、動揺してうっかり矢を離してしまう…その矢は…あっさりとヴァンパイアの腕に刺さった… アリン あっ、痛ッ!………。急に撃つなんて、ズルいぞ!! カオウ 見習いのナランの弓すら避けられない…だと? ガウン コイツもしかして…弱いんじゃないッスか? カオウ とにかくこのヴァンパイアを捕えられれば、ヴァンパイアハンターとして有名になれるぞ!やっちまいなぁ!! ナラン は、はい〜〜〜!! アリン クッ…オレの命運もここまでなのか?ヴァンパイアとしての野望…まだ何一つ叶ってないのに… アリン まだ一族の遺産も貰ってないし、すごいお宝も手に入れてないし、何より!彼女ができたことないんだ! カオウ コイツ…ダメ人間、いや、駄目ヴァンパイアか…? ガウン 楽して生きていく事しか考えてなさそう ナラン でもその気持ち…わかる… クレブ マスター!クレブがお助けに参上しましたゾ!この魔晶石をお受け取りください!人間達を操って撃退しましょう! アリン え、誰?マスターってオレのこと?あ…頭が痛い…なんだこの妙な感覚は… クレブ マスター!人間達はすでにマスターの支配下に入りましたゾ!うまく操作して他の敵を撃退しましょう! アリン そ…操作…?よくわからない…どうしたらいいんだ? クレブ ご安心を!今から説明しますゾ! 始まりの二歩目 アリン とりあえずもう大丈夫かな…まったく…欲深い人間達だったな クレブ 同感ですなマスター!ちなみにマスターが操れるのは、マスターと似た思考の者たちだけですゾ! アリン ほう、つまりオレ自身が欲深いと…?お前…さりげなくオレをディスってくるな クレブ 誤解ですゾ!クレブはマスターの唯一の味方ですゾ(笑) アリン ニヤつきながら言うな!どうせならカワイイ女の子の召使いがよかったよお前…何か役に立つのか? クレブ ヒドイ言い草ですゾ!でもそんなことでマスターを嫌ったりはしませんゾそれよりマスターのご両親が許せないのですクレブの所有権をマスターに譲渡するなんて… アリン やっぱり嫌々なんじゃないか!うちの親はまだ生きてるのか…ずっとオレを人間界に放っておいたくせに、今さらお前を送り込んでくる理由は何なんだ? クレブ クフフフフ…申し訳ございませんそれは言えない約束なのですマスター、後できっとわかりますゾ(笑) アリン だからニヤつくのはやめろ!イラッとするなあ… クレブ マスターは特殊能力「精神支配」の所有者なのですこのような能力を持ち合わせているのは、ヴァンパイアの真祖の中でも希少ですゾ! アリン 精神支配、だと?ちょっと怪しい感じだけどイケてるな!ということは、これでモテ男になることも夢では… クレブ そういうのは出来ませんゾ!支配下の者はマスターの敵を同じく敵とみなす…精神干渉といった方が近いかも知れませんな アリン がっかりだよ…クレブお前には本当に失望したよ… クレブ クレブのせいではございませんゾ!そもそも特殊能力を利用してエロい事をしようなんて、クズの中のクズですゾ!…まぁ、ともかく、マスターは魔力が無いので魔晶石の魔力を使うのです アリン 細かいことはどうでもいい!!………。パ、パンテーを見せてもらうとかでも、無理なのか? クレブ まだ言いますかマスター…そういうのを下衆の極みといいうのですゾ! アリン うむ、高貴な紳士としてはこのへんにしておくかで、これからどうするんだ?世界制覇か?ヴァンパイアの王になるのか? クレブ 失踪したご両親から受けていた指示によりますれば…まずは自分の家を持つことが目標ですな アリン マイホームって、意外とリアルな目標だな クレブ 家とは言っても、マスターのご両親の城のことですゾ!ここを占拠している者共を追い払って、城を手に入れればよいのです! アリン なるほど…今まで色々あったけど…オレもついに一国一城の主になれるのか。感慨深いな… クレブ 城を取り戻すためには、もっと強い配下が欲しいところですな冒険者が集まるところといえば「酒場」早速行ってみましょう! 始まりの三歩目 アリン フムフム…あのウェイトレスさんなんかいいんじゃないか?よし、そうしよう! クレブ お待ちくださいマスター!あの娘は冒険者ではありませんゾ!今は手持ちの魔晶石がちょっと少ないので…一人分しかありませんゾ!慎重に! アリン と言ってもなあ…どうやってこの中から強い者かどうかを見極めるんだ? クレブ そうですなあ、たしかに…クレブから見れば人類など取るに足らぬ物ばかり…このクレブ、今でこそこんな姿ですが、昔は魔界でもそれはそれは有名な… アリン お前の話はいいから!蚊ほども興味ないぞ! クレブ ヒドいですゾ…結局やはり、支配下に置いてからでないと、実力はわかりませんなあ… アリン じゃあやっぱり考えても無駄じゃんよし、あの娘にしよう クレブ マスター…本来の目的を忘れてませんか? アリン お、いいね!強そうだし仲間にしよう! クレブ さすがマスター!強運ですな運だけで生きてきたと言っても過言ではないのでは? アリン 隙あらばディスってくるなお前… 始まりの四歩目 クレブ では、新しく支配下にした者を、「編成」してみるのがいいですゾ!準備を整えて、城を取り返しに参りましょう! クレブ 準備はオーケーですな!では出発しましょう! アリン ヘヘヘ…オレの城…いい響きだなあ〜 始まりの五歩目 クレブ あ、そうそうマスター近くにフレンドがいたら、助っ人として戦いに参加してもらうこともできますゾ! アリン おお、それは助かるな!遠慮なく助けてもらうとしよう クレブ フレンドは多いほど良いでしょうどんどん増やすことをおススメしますゾ! アリン うむ。これまで友達なんて全然いなかったが、これからは積極的に増やしていくか クレブ マスター…………そうですな、友達100人作りましょう! 始まりの六歩目 アリン おいおい、クレブこの城はオレのもので、人間に占拠されたって言ってたよな?このおっかないヴァンパイアは何だ? クレブ この方は実は…シフォン様、マスターの妹君ですゾ アリン え?…オレに妹なんていたの?……違うオレの妄想の中の妹は…こういうのじゃない… シフォン ちょっとクレブ!何言ってるのよ?こんなバカっぽいのがワタシの兄ですって!?こんな奴は兄なんかじゃ無いわ!ダニよ! アリン うう…初対面なのに何て酷い事を言う奴なんだ…いきなり心が抉られたぞ… クレブ シフォン様、クレブはご両親のご指示通りに、アリン様を連れてシフォン様を助けに来たのですゾ シフォン ワタシが助けを必要とすることなんてあると思う?ワタシはただ…ただちょっと眠くて…人間達に地下室に閉じ込められてなんか無いわよ!? アリン へ〜、そうなんですね〜ニヤニヤ シフォン 何よコイツ!!そのバカ面を潰してやるわよ!? アリン バカ面とか言うな!!全然気にして無いけどな!ていうか、そんなこと今まで言われた事ないけどな!ホントに一度も無いけどな! クレブ 言われたことありそうですな…ともかく、ケンカはやめて欲しいですゾ!せっかくの兄妹なのですから… シフォン こんなバカ兄いらないわよ! アリン こんな萌えない妹はいらないぞ! まりの七歩目 シフォン ワ…ワタシが負けるなんて…今日はたまたま体調が悪かったのよ!でなきゃこんな事ってありえる? アリン メチャクチャ負けず嫌いな奴だな… クレブ せっかくですから、落ち着いて語り合ってみてはいかがですかな? アリン ハッ!お断りだよ! シフォン フン!こんなバカ兄と話すことなんてあると思う? クレブ マスター、これまでの経緯をお話ししますと、シフォン様はこの城でご両親と暮らしていたのですが、ある日突然、ご両親が失踪してしまったのです シフォン こんな不幸なことってある?幸せな家族がこんなことになるなんて… アリン もっと前に、家から出された兄よりは幸せだろ! シフォン それはどうせきっと、パパもママも、アンタがダメ息子だと痛感したんでしょうよ! アリン 何だと!ダメなのはお前の方だろう!このじゃじゃ馬娘め! シフォン はあ!?他人に頼らないと戦闘もできないくせに偉そうに言わないでよ!このクズ!カス!ゴミ虫! アリン クッ…言い過ぎだろ…もっと可愛げのある妹が欲しかったぜ…妹萌えなんて、所詮ファンタジーに過ぎないんだ… クレブ ご両親はクレブに言付けをされていたのですもしも、ご両親に何かあった場合は、アリン様を探し出し、一族を継がせるようにと シフォン 何ですって!?こんなダメ男よりよっぽどワタシの方が頼りになるわよ クレブ シフォン様は…睡眠薬を盛られたケーキを食べてしまい、人間達に地下室に閉じ込められておりましたな… シフォン なああああああ〜〜〜なにサラッと暴露してんのよ! アリン ホウ、ケーキですか…甘い物に目がないようですなあシフォン殿すいぶんと頼りがいのあることで…ニヤニヤ シフォン ぐうううう……バカにだけはバカにされたくないっ!! クレブ コホン、ともかく共に協力し、一族の危機を乗り越えましょう!おふたりとも高貴なるヴァンパイアの真祖なのですから シフォン 嫌!ムリムリムリ!こんなダメ男、力も弱いし全然魔力も無いしこんな奴がどうやったら一族を継げるわけ? アリン ほう、そんなに一族を継ぎたいのかい?そんなにやりたいならやればいい、オレは別に構わないぞ…ニヤニヤ シフォン なに?何を言い出すのよ!? アリン オレは城でぐうたら、いや穏やかに過ごさせてもらうさ一族はお前が継げばいい、いろいろ小難しいことは任せたぜ! シフォン 誰が継ぎたいなんて言ったのよ!パパとママがアンタに継がせると言ったなら、アンタがちゃんと継ぐのよ!ワタシはまだカワイイだけの少女なんだから! アリン まったく、ワガママな奴だなあ…クレブ、こんなのに仕えるのは大変だったろう?ご苦労様だよ クレブ いえいえ…どっちもどっちですゾ…(ボソッ) アリン ん?何だって? シフォン は?何か言った? アリン さて、城も取り戻せたし、これからどうするんだ? シフォン アンタは頑張って家を守ってちょうだいワタシはパパ達を探しにいくわ行こ!チョコ! チョコ キュ〜 クレブ シフォン様、ご両親はふたりで協力するようにと言ってましたゾ シフォン フン、こんなバカ兄と一緒にいたくないわ!何かあったら教えてちょうだいじゃあね〜 シフォンはチョコを連れて城を出て行ったーー クレブ フウ〜、負担が減って少し楽になりました(小声)それでは、マスターと出発の支度をしましょうか アリン は?出発?どこへ?うるさい奴がいなくなったし、オレはのんびり眠りたいんだが? クレブ もちろん、偉業を成し遂げて、一族の名を歴史に刻むのですゾ! アリン むう…面倒くさくもあるが、有名になるのも悪くないな…よし!有名人になって、この城をハーレムにしよう! クレブ ひとつ心配事と言えばマスター…あまり目立ち過ぎると帝国軍に目を付けられる可能性もありますゾ… アリン まあまあ、細かいことは気にするなって!まずはラシーロ海域に行ってみるかクレブ、サングラスと日焼け止め用意しておいて〜ハハハ〜♪ クレブ マスター、海水浴に行くわけではありませんゾ… 始まりの八歩目 アリン 海岸には着いたが…ここからどうするんだ?泳ぐのか? クレブ しまった!ウッカリしておりましたゾ!マスターは数少ない飛べないヴァンパイア!移動手段が必要でしたな! アリン 言うなそれを!なんかオレがダメな奴みたいじゃないか! クレブ マスター、ご安心を!飛空艇があるのですゾ!クレブについて来てください アリン この飛空艇、無人でも動くのか…スゴイな!お金とか、大丈夫なのか? クレブ お金は必要ありませんゾ!なんと、いつでも自由に利用できるのです! アリン 何だと!?そんなうまい話が本当にあるのか?何か怪しいな… クレブ いやいや本当ですゾ!この飛空艇は、選ばれし者のためにあるのです… アリン 選ばれし者…だと?…いい響きだ… クレブ では早速、目的地を選びましょう!マスター、ここで操作してください 始まりの九歩目 アリン うひょ〜っ!!気持ちイイ〜♪めっちゃ速い、一瞬で着いたな クレブ クフフフフ、一瞬は言い過ぎですゾスカル諸島が見えましたゾ!行ってみましょう!
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/459.html
その昔、大陸は、竜人族の王 暗黒竜メディウスに侵略され 人々は 恐怖と絶望の中にあった。 しかし...奇跡がおこった。 大陸の一地アリティアの若者が 神剣を手に暗黒竜を打ち倒したのだ。 大陸は再び平和な時代を迎えた。 だが、その100年後-- 暗黒竜は復活した。 世界支配の野望を持つ魔王と 手を組み、大陸の国々を攻撃。 大陸は再び闇にのみこまれつつあった。 かつて暗黒竜を倒した英雄の血をひく アリティアの国王は 暗黒竜を倒すため 神剣を持って出撃。 その一子、マルス王子は 母や姉と共に 隣国の同盟国の守備兵たちと 父王の留守を守りながら 文武の修行にはげむ日々を 送っていた。 そんなある日の夜-- Prologue序章 兵士「マルス王子 お休みのところを失礼します。」 マルス「どうしたんだい?」 兵士「エリス様がお呼びです。」 マルス「姉上が?」 兵士「急ぎの用とのことです 身支度をととのえて 広間に来るようにと。」 マルス「・・・何かあったの?」 兵士「グラに遠征している軍に異変があったようです。くわしいことは自分にも・・・・」 マルス「そうか。わかった、ありがとう。」 マルス「姉上は、広間に来いとおっしゃっていたな。遠征軍に異変・・・父上の身に何かあったのだろうか。」 兵士「いたぞ、マルス王子だ!」 マルス「!! なんだ、お前たちは?」 兵士「我々はグラ軍の者だ。マルス王子 われらに投降されよ。手向かえば容赦はせぬ。」 マルス「投降!? どういうことだ?お前たちは同盟国グラの兵だろ?」 兵士「ククク・・・王子は何も知らないと見える。まあよい、いずれわかるさ。今は武器を捨てて、おとなしく・・・」 マルス「断る。」 兵士「なにっ!」 マルス「ぼくはアリティアの王子だ。自分の国、自分の城で他国の軍に投降するいわれはない!」 兵士「フン、こわっぱのくせに一人前の事を。ならば、その命をいただくまでだ。あの世で後悔するがいい!!」 兵士「むっ、手向かうか!」 マルス「あっ、広間の玉座が・・・ 今、姉上が来られたら御身が危ない。早く取り返さねば!」 エリス「マルス、無事でしたか。」 マルス「姉上、一体何が・・・」 エリス「落ち着いて聞くのですよ。父上がドルーア・グルニアの連合軍に敗れました。」 マルス「なんですって!」 エリス「同盟国グラが裏切って 背後から攻撃してきたらしいのです。偵察の報告では父上がご無事かどうかも定かではないと・・・」 マルス「父上が・・・そんな・・・」 エリス「それに乗じてグラから送り込まれた軍がこの城を落とそうとしています。こちらは分断されて離れにおられた母上の安否もわからぬ有様・・・」 マルス「そうでしたか・・・」 エリス「それで 今後のことなのですが・・・マルス、これから私の言うことをよくお聞きなさい。あなたは、城を脱出するのです。」 マルス「!!」 エリス「城に残った兵はわずか・・・残念ですが落城は時間の問題でしょう。私たちも後を追いかけます。あなたは先行して突破口を開くのです。」 マルス「・・・わかりました。お任せください。」 エリス「ジェイガンたちを城門に待たせてあります。彼らと合流して一刻も早く城を出るのです。いいですね。」 マルス「はい。では姉上、後ほど・・・」 エリス「無事、いきのびるのですよ。マルス・・・」
https://w.atwiki.jp/chezmaman/pages/11.html
こんなイベントがあります☆ 月お誕生日会は月に一度、生まれ月のお子様を囲んで ”Happy Birthday♪” 栄養士さん手作りのケーキに歓声が上がります。 その他、身体測定、避難訓練をしっかり行なっています。 7月 七夕さま 10月 ハロウィン 12月 クリスマス 1月 七草がゆ 2月 節分(豆まき) 3月 ひなまつり
https://w.atwiki.jp/jujin/pages/244.html
スレ2>>675-683 FORMAT:序章 俺は夢を見ているのだろうか それとも君の夢の中にいるのが俺なのだろうか 『夢幻』に広がるアクションRPG 結末(こたえ)を探すのは、貴方― "-Trace of the Dream-" ○月×日発売予定!乞うご期待!! ――へぇ。面白そうだなぁ。今ふところ温かいし、買ってみようかなぁ。 目覚まし時計がやかましく鳴る。 腕を伸ばしてスイッチを押し、重いまぶたを開き、ゆっくりと起き上がる。 カーテンの隙間から光が漏れている。 朝の到来だ。 窓を開けると雪が積もっている。 庭も、屋根も、道路も、そして吐く息も真っ白だ。 スキーウェアみたいな防寒着を着た小さな子が、塀に積もった雪を掴んで投げながら歩いている。 ……が、いつもの光景だ。 こうブルブルと震えながら、家の前に敷きつめられた雪を除けるのはいつものことだが、 いつか年中気温の高い――トコナツとかいうらしい――クニへも行ってみたいものだ。 くだらない物思いは、俺の腹の虫がぐぅと鳴ると同時に停止した。 「飯・・食うかな。」 両膝をパンっと叩いて立ち上がり、キッチンに向かった。 「…何もねぇ。」 戸棚、冷蔵庫を一通り探ったが、ぎゅるぎゅると鬱陶しく鳴く俺の腹を満たせる食べ物は無かった。 そういえばここしばらく買い出しに行ってなかった気がする。 正直めんどうだが、飯抜きはイヤなので店に行くことにしよう。 顔を洗い、毛並みを整え、財布片手にドアを開ける。 冷たい空気が肌にしみ、長毛種のテリア族である俺を震わせた。 今日は一段と寒い。 こんな気温の中、外に出たがるような好き者は小学生くらいだろう。 だが、俺もギリギリ未成年だ。 めんどくさがりではあるがすぐ疲れてバテるようなタマじゃないし、毛並みだってまだサラッサラだ。 ここで「寒ーいやっぱ無理ー」なんて言いながらコタツに飛び込みようものなら、 今時のコラット族にすら笑われてしまう。 そんなのどうでも良くなるくらい重要なのは、繰り返すことになるが、「飯抜きはイヤだ。」 ポケットに手を突っ込んでバザーに急いだ。 すっ飛んでこちらバザーの出入口手前。もう買い物はとっくに済ませた。 だけどもビッグプロブレム発生。 朝飯と色々な食材を両手に抱えてバザーを出た俺に立ちはだかっていたのは、台風並の猛吹雪だった。 ほんの5、6分前まではカラッと晴れていたっていうのに。 しばらく入口で少しは弱まらないものかと待ってみたが、弱まるどころか更に轟音をたてて酷くなる一方だった。 ………。 この吹雪の中をこんな軽いお出掛けスタイルで進めば、確実にカゼをひいてしまうだろう。 それはわかっている。わかっているさ。 だが腹の虫がこれでもかとわめいているんだ。そろそろ限界である。 朝飯優先、意を決せ俺。 まだお前は元気いっぱいピチピチボーイだぞ。 息をフンっと思い切り吹き、店を飛び出し、吹雪の中駆け足で家に急ぐ。 くう、薄目でいるのもキツい向かい風だぜ。 だがこの程度で参る俺じゃない。空腹を満たすためだ。 よーし、あと数十メートルほどで……。 「え?」 俺は突然の出来事に驚き、棒立ちしてしまった。 時間が止まったような感覚だった。 あの猛吹雪が、急にピタリと止んだのだ。 そしてしばらくして、俺の中の何かが反応して身震いを起こした。 朝、家から出る前の震えとは全く違う別の身震い。 直後、遠くから崩れるような音が響く。 辺りは静寂に包まれていたため、それはハッキリと、段々と大きくなって聞こえてくる。 「……マジかよ。」 崩れるような、という表現はドンピシャだった。 家の方向からこちらに向かって、地面がガラガラと崩れていく…! それは並のスピードではなかったが、 足腰だけが取り柄の俺なら逃げ切れる程のものだ。 って、ならさっさと逃げるべきだろ! こんな落ち着いてモノログってる場合じゃねぇ! 俺は素早く180度回転し、一目散に逃げ出した。 始めはかなりリードしたが、段々と崩れる速度は増している。 追いつかれるのは時間の問題だ。 だが俺はとにかく走った。 もしかしたら、いずれどこかで崩れはストップするかもしれない。 根拠はないが、今はそう願いつつとにかく走るしかない。 あー、こんな淡い期待は小学生の頃の初恋以来だぜ。 やがて曲がり角に差し掛かる。 ここでバカ正直に左へ行くのは自殺行為である。 確かこの先はずっと一本道で、崩れていく方向に逃げられない。 珍しくとっさに頭を回転させた俺は、自分の身長くらいの塀を飛び越えた。 高跳び新記録更新。ああ、これが火事場のナントカってやつか。 …と、華麗な着地をする前に、突如崩壊が止んだ。 はは、思った通りになったじゃないk 「…っぐぇ!」 ホッと胸をなで下ろさせる時も与えられず、首が締まり宙吊り状態になる。 やべ、どっかに服がひっかかったか? なんとか振りほどこうとジタバタしたが、ふと上を見上げると俺はもがくのを止めていた。 コラット族の女性が俺の服の襟首を掴み、 青い長髪をなびかせて塀の上に立っている姿が目に入ったからだった。 彼女はぐいと俺を持ち上げ、塀に乗せた。誰なんだこのヒトは? 「動かないで。」 手のひらを俺に向け、彼女はそういう。 その際に初めて彼女の顔を見た。 青く大きな瞳、雪で染められたかのような真っ白な毛並み、蝶のように揺れる尾。 それはそれは夢でしか会えなさそうな程妖艶な姿であった。 彼女は数いる女性の中でも、相当の美人に部類されるだろう。 年齢は俺と同じか少し年上と見た。 腑に落ちない点を挙げるとすれば、この辺りでは見慣れない服装をしていること、 そして胸が少しばかり乏しいことぐらいか。 って何言ってるんだ俺は。 それより、動かないでって何?脅し?人質? 男が女にカツアゲされちゃうわけ? なんてくだらない事を考えている間に、彼女は崩れた方を見て叫ぶ。 「さぁ!姑息なマネしてないで出てきなさい!」 俺は視線を彼女と同じ方向に向けた。 すると、砂煙の中これまた妙な格好をしたロップ族の男が現れた。 それよりも驚いたことに、奴は空中に浮いている。 「女…いい加減鬼ごっこは飽きたぞ。」 「奇遇ね。こっちだってストーカーは御免よ。あんまりしつこいとモテないわよ。」 ……あぁ、何のこっちゃわからんが、少なくともこれは厄介事である点だけは確かだな…。 彼女の皮肉が気にさわったのか、男は怒鳴った。 「ならさっさと去れ!こいつが元凶だということがわからんのか!」 こいつ?…って俺か!? この今にも大規模な喧嘩が始まりそうな雰囲気の裏には、俺が関係してるのか!? ちょっとちょっと勘弁してくれよ。 俺は君達二人とも初対面だし、自分なりにまっとうに生きたつもりなんだぞ? 私は何もしてない、晴天白日だ。 神に誓ってそう言えるぞ。っていうか言わせてくれ。 はい、上記四行は心の声であって実際に割って発言したわけではないので、あしからず。 この二人明らかにヤバそうだし、割って入る勇気なんてありません。アイアムチキンボーイ。・・・犬だけど。 「…言いがかりね。根拠もない。」 しばしの沈黙の後彼女はそう言い、身構えた。やっぱりドンパチやるつもりらしい。 「なら力ずくだ。消してやる。」 男の方も手を上に掲げた。絶対やべえ。逃げたほうが・・いいよね? 「じゃ、俺はこれで…」 「ダメよ!あんたはこの世界の…あー今言ってる暇ない!とにかくそこにいて!動かないでよ!」 引き止められた。というか動けなかった。 初対面相手にここまで叫ばれるとは思わなかったので、思わず「は、はい」と言ってしまったのだ。 あぁ我ながら情けなし。 「スパイラルストーム!」 男はそう言うと円柱状の竜巻を彼女に向けて放った。 ・・・これって・・魔法・・・か? さっきから驚きの連続だ。 こんな摩訶不思議な出来事を立て続けに体験しているのに、精神がどうもならない俺はおかしいのか。 彼女は高くジャンプしてその竜巻をかわした。が、俺はその風で吹っ飛ばされそうになった。 とっさに塀にしがみつく。 風が止んだ。それと同時に彼女は着地し、男の方へ向かって跳んだ。 男はとっさに後ろへ下がり、何かをブツブツと呟く。 「詠唱なんかさせないわ!」 彼女は背中から何かをシャキンと引き抜き、両手に持つ。銀色に輝く鋭利なナイフだ。 それを素早く振り回し、男を斬りつけようとする。 男はよける事に気が紛れて、呪文を唱える暇などない様子だ。 だが素早い身のこなしで、男は彼女の後ろに周りこむ。 「遅い!」 「・・・・っ!!」 背中を思い切り蹴りとばし、すぐさま詠唱を再開する。 彼女は数少ない足場で受身をとり、またも男に向かって跳ぶ。・・が 「インフィジャールぅ!!」 「きゃあっ?!」 遅かったようだ。男の周囲から爆発的な突風が起こり、彼女は民家に跳ね飛ばされてしまった。 物凄い音と共に、民家が全壊してしまう。 「・・ふん。我々ビリアルデに敵うものか。」 男は構えを解き、服のホコリを掃った。 「・・・・さて・・お前を消そう。ザックス・フリーデル。」 空中から俺を見下ろす。ザックスは・・俺の名前だ。ここでかよ!なんて声が聞こえたような気がするがスルー。 「・・なんで俺の名前知ってるんだよ。」 「何も知らないのか?お前はこの世界の・・」 セ カ イ ? その時だった。 ドガアアアアン! 大きな音と共に、民家の破片が宙に舞った。 「ざーんねんだったね。」 「!?」 男の目前に彼女はいた。 服は多少汚れていたものの、身体はキズひとつ付いていなかった。 どうなってんだ?フツー死ぬぞ?! だが俺以上に驚いていたのは男のほうだった。 「・・バカな・・っ!」 「油断大敵ってヤツね。あんた、私がどういう者なのか知ってるでしょ?」 ナイフをクルクルと回しながら言う。男はまた構えなおしたが、既に遅かった。 「今度はあんたが吹き飛ぶ番よ!ルーティンエール!!」 辺りがカッと光に包まれた。俺はとっさに右腕で目を覆う。 次に視界が開けたときには、俺と彼女の2人だけになっていた。 「ヨユーヨユー♪なーにがビリアルデよーん♪」 彼女は俺がしがみついている塀の上に着地し、泥を掃った。 「何なんだよ一体!?急に止んだ猛吹雪!まるで俺を襲うかのような崖崩れ! そしてお前ら2人が使ってた魔法みたいなの!どういう事だよ!?」 気が動転していたわけでは無かったが、この訳の分からない展開に少々焦っていたことは確かだ。 「・・ま、始まってないからしょうがないか・・。」 何言ってるんだよこのヒト。俺の質問無視かよ。 「じゃ、説明してあげる。あんたは誰?」 「・・ヒトに名前を尋ねる時は、まず自分から名乗るべきではなくて?」 「はぁ、それもそうね。シンディよ。シンディ・システィ。リュネットから来たわ。」 シンディ・・か。 リュネット・・・は確か、俺の住む港町エーダインから見て北のほうにある町だ。 「・・・ザックス・フリーデルだ。」 「そっか。なら、あんたで間違いなかったみたいね。」 「え?」 シンディは耳をパタつかせ、一息ついて続けた。 「ザックス・フリーデル。19歳。テリア族の雄。親と姉の4人家族。去年故郷のブレンダンからこの町に引越し独立。 好きな物は酸味のある果物で、苦手な物は虫。趣味は散歩と映画鑑賞。違う?」 ・・・大当たり。俺は更に焦って言う。 「な、何で分かるんだ?名前聞いただけでそのヒトの詳細が理解できる・・とかじゃないよな?」 「んー正確には『知ってた』って事なんだけどね。あんたに会う以前から。」 何コレ。運命のなんたらかんたらってヤツか? 「違うわよ!何ていうのかな、自分でもよく分かってないけど、私案内人みたいな役割なのかも。」 「・・・はい?」 「私には分かる。これからあんたが出会うヒト。 そして普通にコトが進んでいれば、進むはずだった道を、ストーリーを。そして結末を。」 「・・何言ってr」 「ここはゲームの世界。そしてそのゲームの主人公は、ザックス、あんたよ。」 目が点になった。ますますわけわからん。 「今あんたの詳細を言ってみせたけど、アレは設定よ。わかる?」 「設定・・?」 「あんたの過去の記憶は、ゲームを成り立たせるために作られた偽の記憶。 つまりあんたには家族なんていないし、ブレンダンで過ごした日々も『そう思わせてる』だけ。」 そんなの信じられるか!と叫びたいところだが、数々の妙な出来事を体験した俺は、正直迷っていた。 魔法だって、そうでないと説明がつかないような気もしてきた。 偽の記憶・・家族と過ごした日々・・覚えてはいるが、鮮明に残っているわけではない。 自分という存在を証明できるものは、何も、なかった。 「けど、今こうして話しているイベントは、ストーリーとは全く違うものなのよね。」 ただでさえ脳がついていけない話なのに、コトは更に複雑なのか? 思考回路はショート寸前。今すぐ泣きたいよ。 「泣くなら後で思いっきりどうぞ。泣いても事実は変わらないけど。」 ひどいわ。 「んで、何で設定通りに動いてないかというと、バグってヤツがプログラムにあるみたいなの。」 「・・バグ?」 「深刻なものよ・・。それにより私の町リュネットは昨日消滅したわ。」 「!!」 ということは、さっきの崖崩れはそれによるものなのか? 「リュネットだけじゃない。ここから見て北側はもう全壊したわ。今一番損傷が少ないのはここエーダイン。」 「じゃあシンディが俺の元に来たのは・・」 「そう。主人公であるあんたを助けるため。」 そうか・・ここが本当にゲームの世界なら、主人公がいなければ話は成立しない。 もしいなくなれば、この世界そのものが崩壊する・・って事なのだろうか。 「まぁ正解ね。」 シンディは手を腰に当てて空を仰いだ。 「もうここも危ないわ。早く脱出しましょ。」 脱出って・・ここ以外が崩壊したなら、もう逃げ場はないんじゃないか? 「あんた・・ここは港町よ?船の1つ2つあるでしょ?」 「いや、船でどこに逃げるんだよ?海か?海の上でアダムとイブか?」 「・・・・・世間知らずって、あんたの事を言うのね。」 これがマンガなら、今の俺の頭上にはガーンと書かれているに違いない。 「南東にあるのよ、クニが。大陸ランセルとローナン。」 シンディは地図を広げ、指をなぞりながら教える。 この地図は見たことなかった。今いるこの大陸レードだけが書かれている地図なら知っていたが、 シンディの地図の左下には大きな大陸が書かれてあった。 「今この2国は睨み合ってるんだけどね。」 戦争が起きそうなのか・・。そんな危ないところに逃げるのも、と思ったが どの道ここにいては確かに危ない。 「・・わかった。俺も死ぬのはゴメンだしな。」 「んじゃ、港に急ぎましょ。船・・操縦できる?」 「もちろん。父さんから教わった・・・という設定だからな。」 「上出来。」 この状況は把握したが、事実を完全に受け入れたわけじゃなかった。 だが今は彼女についていくしかない・・それしかないような気がした。 やがて港に到着。 見覚えのある、中型の船に飛び乗った。 「なるべく急いで。『崩壊』は一瞬だからね。さっきの崖崩れは地震で言えば初期微動みたいなもんよ。」 エンジンをかけ、船は海へ出た。 ハンドルを手にかけながら、港の方を見る。 それから数秒もしない時だった。 「なっ!!」 港は、いや、エーダインが、消えた。 壊れたんじゃない。一瞬で、消滅した。 残骸のかけらも浮かんでいない。 さっきまでそこにあった町は、すでに大海原の一部となっていた。 もう、受け入れるしかなかった。 崖崩れも、魔法のような力も、そして大陸の消滅も。 信じざるを得なかった。 「・・大丈夫。きっとバグを見つけ出すから。」 シンディは町があった方を呆然と見ていた俺にそう言った。 だがこの時の俺が思っていたのは、『ケータイとかも持ってこれば良かった・・』であった。 逆にこういう緊急事態の時は落ち着いてる、というヒトがいるが、俺は呑気すぎるね。ホントに。 そしてシンディに襟首を掴まれ、上を見上げた時、 彼女のスカートの下の白いものを見てしまったコトは、俺だけの秘密である。 船は真っ白な轍をゆらゆらと作りながら、南東に向かう・・・。 関連:ザックス・フリーデル シンディ・システィ 謎の敵 "序章"2章 FORMATシリーズ:本編に戻る FORMATシリーズ TOPへ戻る
https://w.atwiki.jp/androtomato/pages/18.html
Androidアプリケーション開発で必要になる開発環境のダウンロードとインストールの方法を以下にまとめる。 参考元ページ:Androidアプリケーション開発環境の構築(ADTバンドル版SDK編)←ここを読んだ方が早い。 ・最低限必要なソフトウェア + クリックして開く ・Java SE6 Development Kit Update 45(JDK)※1※2 ※1 Androidアプリケーション開発で推奨されているバージョンだが、開発が終了となったため、 ダウンロードにはOracleアカウントの登録が必要。 ※2 誰でもダウンロードできる最新版のJava 7での開発も基本的に問題ない…はず。 なので、住所登録が怖いと思うのなら素直にこっちでいい。 ・Android SDK (バージョン名※3) ADT Bundle for Windows ※4 ・Pleiadesプラグイン (バージョン名※3) ※3 バージョンは最新のものを選ぶ。 ※4 Android SDK ADT Bundle for Windows に開発用アプリケーションのEclipseが一緒に付いてくる。(重要) ・ソフトウェアのダウンロード ★印のリンク先に画像あり + クリックして開く ・Android SDK ★ ★ Download the SDKというボタンをクリックする。 するとライセンス条項が表示されるので、チェックボックスにチェックを入れて 自分の環境に合わせたバージョンを選択してダウンロードボタンを押す。 ・Pleiades ★ Pleiades プラグイン・ダウンロードと書いてあるところから最新版をダウンロードする。 ・JDK(Java 7) ※Java6がほしい人はこちらから ★ ★ Java Platform (JDK) (バージョン名)と書かれたボタンがあるのでクリックして進む。 Java SE Development Kit (バージョン名) を探して、Accept License Agreement にチェックを入れて 自分の環境に合わせたバージョンをダウンロードする。 ※ X86=32bit X64=64bit ・ソフトウェアのインストール ※書いてある順番通りにインストール推奨 + クリックして開く ・JDKのインストール 特に変更する箇所はないので"次へ"を押し続けて完了する。 ・Android SDKのインストール ダウンロードしたzipファイルを(解凍失敗を避けるため)浅い階層で解凍する。 解凍してできたフォルダーをCドライブの ルート直下(ローカルディスク(C )のすぐ下)に移動する。 ※これがインストールされたことで同時に統合開発環境のEclipseも同時にインストールされたことになる。 (フォルダーを覗くと既にある)ので、すぐにプログラミングを開始することは可能ではある。 …が、全て英語でとてもやりにくいので、Eclipseを日本語化するプラグイン、Pleiadesをインストールする。 ・eclipseを日本語化する ダウンロードしたpleiades.zipを適当なフォルダの中で解凍し、生成されたfeaturesとpluginsフォルダーを Android SDKを展開してできたeclipseフォルダー内に移動する。既に存在しますと言われるが、"はい"を選択する。 ・eclipse.iniの編集 メモ帳以外のエディタ(例 ワードパッドやTeraPadのようなエディタ)で eclipseフォルダー内にあるeclipse.iniファイルを 開く。 いろいろ書いてあるが、とにかく末尾に -javaagent plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar=default.splash という記述を付け加える。 (注意)日本語化する前に一度でもeclipseを起動していた場合、 コマンドプロンプトでeclipseのあるフォルダまで移動して C \adt-bundle-windows\eclipse eclipse -clean と-cleanオプションを付けて起動するか、pleiades.zipを解凍したときにできた"eclipse.exe -clean.cmd"を Eclipseのあるフォルダーまで移動し、それをダブルクリックして起動する。 内部キャッシュがクリアされてきちんと日本語化される。 ・Eclipseの起動と設定 + クリックして開く ※起動時にエラーが発生した場合 JREやJDKがうんたらかんたらというエラーが発生した場合、JREがWindowsのシステムフォルダーに 正常にインストールされていない可能性が高い。 Windowsのbit版と違うbit版をインストールしているかもしれないので再確認すること。 ・初回起動時 ワークスペース・ランチャーが起動する(大雑把に説明するとワークスペースとは作成したプロジェクトの置き場のこと) ので、置き場を既に決めてOKを押して進む。 (超重要)ワークスペースには空白や全角文字を入れないこと。(詳しく知りたい人はweb検索) その後、使用統計をGoogleに送信するかどうか聞かれるので好きな方を選んで完了する。 これで最低限の設定は完了する。 最初に出てくる"ようこそ"的な画面はタブにくっついた×印をクリックして消しましょう。 最新版のAndroidのSDKしかないので、必要ならばメニューの「ウィンドウ」からAndroid SDKマネージャーを起動して 古いOSバージョンのSDKをインストールする。Google USB Driverも必要ならばインストールする。 ・必要な設定 メニューの「ウィンドウ」から「設定」を開き、「Java」→「インストール済みのJRE」を選択する。 "jdk1.7.(以下バージョン名)"となっていることを確認する。 次に「Java」→「コンパイラー」を選択し、「コンパイラー準拠レベル」を「1.6」に変更する。 ※ワークスペース全体の「コンパイラー準拠レベル」を変更したので、 個別に変更したい場合はプロジェクト単位で「コンパイラー準拠レベル」を変更する。 ※「コンパイラー準拠レベル」が「1.6」のAndroidアプリケーション開発用ワークスペースと、 「1.6」「1.7」の普通のJava開発用ワークスペースを別々に分けておくとよい。 ・やっておくとよい設定 Windows機以外のOSで自分のソースソードを確認しようとしたとき、そのままの設定だと文字化けしてしまう。 また、Windows機以外で確認しないから構わないといってもソースコード以外にもプロジェクト内には様々な ファイルがあり、それらは大抵UTF-8で記述されたものであるため、ソースコードの文字コードだけが違うのも 中々不都合。他者とファイルをやり取りするときも困る。 それを避けるためにも「設定」→「一般」→「ワークスペース」から「テキスト・ファイルのエンコード」を 「その他」→「UTF-8」に変えておくとよい。 ・MacPCの場合 + クリックして開く ・Javaのインストール まずFinder内「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」から javac -version と入力してreturn(Enter)キーを押すとJavaのインストールがどうたらとなるので インストールする。そうならずにバージョン名的なものが出てきた場合は既にインストール済み。 ・ADT Bundle for Mac のインストール ダウンロードリンク: http //developer.android.com/sdk/index.html 画面右側のDownload the SDK と書かれている青いボタンをクリックし、 表示される規約を読み(建前)、規約に同意して下のボタンからダウンロードする。 ダウンロードされたzipを解凍し、「アプリケーション」に置いておく。 ・Eclipseの起動 解凍されたファイルの中の「Eclipseフォルダー」から「Eclipse」と書かれたアイコンを クリックして起動する。 (注意)起動するときはあらかじめ「システム環境設定」からアプリケーションの 実行許可を全てのアプリケーションにしておく。 workspaceの場所について聞かれるが、そのままOKして進む。 ・Eclipseの日本語化 メニューの「Help」から「Install New Software…」を選択する。 新しく開かれた上のところの「Add」をクリックし、次に開かれたところの 「Name 」に適当な名前(LanguagePackとでも命名しておく)を入力し、 「Location 」にhttp //download.eclipse.org/technology/babel/update-site/(最新バージョン)/juno と入力し「OK」を押す。 (注意)最新バージョン以外をEclipseからインストールする方法が存在しないっぽいので、 このサイト http //www.eclipse.org/babel/downloads.php で最新バージョンの番号を確認して Eclipseに入力すること。 暫く待っていると「Babel Language Packs in ~」と表示されるので「Japanese」をクリックして 「Next 」をクリックする。次も「Next 」をクリック。その次は使用許諾みたいなのが出るので、 よく読んだ上で(建前)「I accept ~」をチェックして「Finish」する。 ダウンロードが開始されるのでゆっくり待つ。 途中、警告が出るが、「OK」押して進める。 ダウンロードが完了すると何かメッセージが出る。再起動してください的な意味らしいので、「OK」押して とっとと再起動しちゃいましょう。もし、うまく起動できなかったら手動で起動してあげること。 Eclipseが日本語化されていたら大成功なので全身で喜びを表現しましょう。 ・SDKの追加 このEclipseには最初から最新のAndroidSDKが導入済みになっている。 しかし、最新のSDKだけだと昔のOSバージョンに対応できない可能性がある。 よって、主に利用されているメジャーなOSバージョンに対応したSDKを追加する必要がある。 Eclipseを開き上部メニューから「ウインドウ」→「Android SDK Manager」を開く。 Android OSバージョン (APIなんたら)と書かれているものが表示されているので、 そこをクリックして詳細を表示する。 基本的に必要になるものを以下に羅列する。(2013年8月7日現在) ・Android 4.3 (API 18) ※おそらく最初に入っている SDK Platform ARM EABI v7a System Image ・Android 4.2.2 (API 17) SDK Platform ARM EABI v7a System Image Intel x86 Atom System Image MIPS System Image ・Android 4.1.2 (API 16) SDK Platform ARM EABI v7a System ImImage Intel x86 Atom System Image MIPS System Image ・Android 4.0.3 (API 15) SDK Platform ARM EABI v7a System ImImage Intel x86 Atom System Image MIPS System Image ・Android 3.2 (API 13) SDK Platform ・Android 2.3.3 (API 10) SDK Platform Intel x86 Atom System Image ・Android 2.2 (API 8) SDK Platform ・Intel x86 Emulator Accelerator (HAXM) 以上のものをインストールしておけば開発に困ることもないかと思われる。 ・軽く用語解説 + クリックして開く ・Eclipse 統合開発環境と呼ばれるアプリケーション。プラグインの追加により、 機能の向上や様々な言語のプログラミングが可能になったりする。 ・SDK ソフトウェア開発キットのこと。これがなきゃアプリケーションが作れない。 ・ADT EclipseにAndroidの開発環境を追加するプラグイン。Android SDKと一緒に 導入する。これのおかげでEclipse上でコーディング、コンパイル、デバッグ、 ビルド等が行える。
https://w.atwiki.jp/darong/pages/13.html
UP:2011年5月9日 登場人物 阿武:秀のスポンサー? 秀 :上海でラーメン屋を開業するために単独乗り込んできた中小企業の社長 駄論:上海で行き倒れ寸前の中年オヤジ 場所:上海 或る晩、秀から電話がかかってきた。 秀「僕のスポンサーが駄論に会いたいと言っているのでホテルまで来て欲しい」 秀の頼みなので、駄論は取り敢えずホテルに向かうことにした。 ホテルでは秀の他にスポンサー、スポンサーの友人が駄論を待っていた。スポンサーの名前は阿武。 秀のラーメン屋さんの開業についての駄論なりのアイデアを幾つか話すと、阿武はいきなり 「記事を書いてみないか] と言ってきた。 阿武は日本でサイトを経営しているのだが、そのサイト上で記事を書かないかと言うことらしい。 今まで秀が一晩中苦しみながら記事を書いているのを見ていたのだが、手持ちのお金が底を尽きかけていた駄論には渡りに船だった。 その後、阿武の友人が帰ると言うことで、駄論、秀、阿武の三人で阿武の部屋でゆっくり話をすることになった。 雰囲気は和やかな始まりだった。30分後、秀と駄論の共通の友人である小津も呼んで4人で楽しく1時間程の時を過ごした。 そして阿武から駄論に準備金として3000元(37500円)が渡された。 事件はこの直後から始まった。 阿武から秀への「女買ってカネ使ったか?」と言う質問に対し、秀は「女遊びはしていません。」ときっぱり答えた。 その秀の返答に対し、阿武は何を思ったのか、そこにあったコップを頭に近づけて、 阿武「本当のことを言わないと俺は俺を殴るぞ」 と脅し始めた。 秀「ごめんなさい、親分。でも、僕本当に女買ってません。親分、自分を傷つけるなんてやめてください(泣)」 阿武「嘘をつくな、調べはついてるんだぞ」 秀「本当です。だから、自分で自分を殴らないでください(泣)」 阿武「俺を殴らせたくなかったら、真実を話すんだ。」 駄論「・・・・・・・・・・・・・?????」 小津「駄論さん、これは何のコントなんでしょう?」 駄論「わからん。」 と言ってる内にルームサービスのパスタとサンドイッチが届いた。 取り敢えず秀には女買う金どころか、カレーを一日一人前食べる金もない。女買うより、生きることの方が先決だろう。少し考えたら分かるようなものだ。自分の渡してるお金くらい考えてから言えば良いのに。 小津と駄論はお腹空いていたのだが、1時間経っても、デジャブーのように同じ場面が繰り返される。 取り敢えずもらった3000元をポケットにしまって、待ちきれなくなった小津と駄論はルームサービスを食べ始めた。 小津「パスタ美味しいね」 小津、君は若いのに何て根性が座ってるんだ。この修羅場の中でパスタを心から楽しんでいるようだ。 更に、やり取りの途中で秀もパスタを食べ始めた。 パスタを食べながら 阿武「買っただろう?本当のことを言え」 秀「がってません(泣)、モグモグ」 何だこれは?この二人は一体何を駄論と小津に見せたいんだ? このやり取りが何と合計4時間程続いたのである。 いい加減眠い。もうヤメてくれ。 朝になり、もう帰らないと仕事に遅れると小津が言うので、駄論も一緒に帰ることにした。 駄論、小津「じゃ、お先に失礼します」 無理やり部屋を出てエレベーターのところまでたどり着いた時、阿武が追いかけてきた。 阿武「秀も帰らせるから、一緒に連れて帰ってくれ」 そして、何事もなかったかのように秀が出てきた。 結局、小津と駄論は阿武の部屋でコントを4時間も延々と見ただけだった。 これが、始まりであった。
https://w.atwiki.jp/keikenchi2/pages/1043.html
…一年前の今日の日の事をボクはよく覚えてるミィ。 ボクは自分の命以外の全てを失った。…仲間も未来も全てをだミィ。 ドラゴンポケモンのサンドバックとして、生きているのか死んでいるのかわからない日々…。 奴等への怒りの感情もいつのまにか燻ってしまった…はずだったミィ。 「逃がしてやるふりゃ」 ボクは虚ろな目で奴を見ることしか出来なかった。 …どうやら感情を表情に表す事を忘れてしまったようだミィ 「…反応がないなんてつまらないふりゃね。まぁ、別にいいふりゃ」 大晦日だから、もう要らないから、飽きたから捨てるようにグドラに言われた。 この場所が人間に漏れるといけないから、何処か遠くに捨ててこいとマンダに頼む…とだけ伝えると、奴は奥に引っ込んで行った。 自由の身になったにも関わらず、ボクに喜びは無かった。 …そこにあったのは、ブスブスと燻っていたはずの炎だけだった。 誰もいない空間で、ボクはぼそりと呟いた。 「復讐だミィ…!」 「…何故俺なんだ? 他にも適任がいるだろう」 「私、飛べませんし」 「紅白歌合戦見てるチル。黙ってろ、喋るなチル」 「外は吹雪ガブ。俺は絶対に行きたくないガブ」 「あぁ、忙しいリュー。すごく忙しくてマンダが何言ってるか聞こえないリュー」 「…どうしても今日中じゃなきゃ駄目か?」 「ゴミは早く捨てて、新鮮な気持ちで新年を迎えたいッスね」 「口答えする権利なんて無いふりゃ。ボクは素直なボーちゃんは好きふりゃ」 「グスッ…。お前らなんか大嫌いだ…!」 「そんな訳だ。今からお前を捨てにいく」 ボクは目隠しをされて、紐でぐるぐる巻きにされる 「ボンレスハムみたいサザ!」 「…これでお前に会うのも最後クリ。せいぜい這いつくばって生きるがいいクリ」 暫くすると身体が浮かび上がり、冷たい風を感じた。 吹き荒れる吹雪。 今、ボクの復讐劇が始まった。
https://w.atwiki.jp/vs-wiki/pages/2443.html
PPKK/059 R 歌うひな/保育園児 女性 パートナー 変身ポーズ!ひな/保育園児 女性 レベル 3 攻撃力 3000 防御力 5500 【謎の国のアニメみたいだな】《家族》《妹》 【スパーク】【自】 あなたは自分のベンチの《妹》を1枚まで選び、自分のエネルギー置場に【リバース】して置く。あなたのリタイヤ置場が相手より多いなら、あなたは自分の1番上の山札を、自分のエネルギー置場に【リバース】して置いてよい。 作品 『パパのいうことを聞きなさい!』 2012年4月18日 今日のカードで公開 関連項目 《妹》 『パパのいうことを聞きなさい!』 変身ポーズ!ひな/保育園児